うぐいす家事日記

主婦歴ン十年・うぐいすによるためにならない家事ブログ

手取りサラリー

結婚前は正社員で働いていたので月に1回お給料をいただいていた。

小さな会社だったせいかもしれないが、社長の趣味で給料は毎月現金で社長からの手渡しだった。

ん十年前だけど世の中はとっくの昔に銀行振込だったのに。

私は支店配属だったので本店にいる社長には滅多に会うこともなく

給料をもらう時だけ来てくれるサンタさんみたいな存在だった。

一応給料をもらう時は面談などあった気もするが、私は社長のお気に入りではなかったのでハイともらうだけだった。

社長のお気に入りになるには相当な美貌と頭脳が必要だった。わたしにはどちらもなかった。なんで入社できたのかな?

あの時の給料袋、まだ持っている。

(さすがに中身はない)

過去を引きずっているわけでもないが(額も大したことない)若い私がそれなりに一生懸命で生きて働いていた証だから、その時の自分が愛おしいからかもしれない。

あの時の社長も随分前に鬼籍の人となった。可愛がってもらった覚えは全くないが、口開けてボーっとした夢のない女の子を社会人として一歩踏み出させてくれたことには感謝している。